「頭寒足熱」(ずかんそくねつ)とは、後漢から三国時代にかけて医師・張仲景が編纂した伝統中国医学の古典『傷寒論』に延命息災のしるしと出ている有名な健康法です。

「頭を冷やし足元を温かくする」ことです。

事実、私たちの下半身は、上半身に比べて5~6度も体温が低いのです。

それにしても、なぜ足元が冷えるのでしょう。
生理的にみても、足は心臓から遠い訳ですから冷えやすいのですね。

まして、私たちは直立していますから、足元からの血液は戻ってきにくく、なおさら循環が悪く、
「頭寒足熱」の逆ですから、冷えやすくなってしまいます。

そして冷たい空気は下に下がり、温かい空気は上に上がるという性質があります。

エアコンによる冷暖房では、冷機は下から上がってきて足元に当たり、暖気は逆に上から下がってきて頭に当たります。

エアコンはの意味でも自然の摂理に反したものであり、足元を温めません。

では、どうすれば「頭寒足熱」を実現できるでしょうか。

①靴下の重ね履き
これは4枚重ねが基本です。

・1枚目~絹製の5本指靴下
・2枚目~綿製の5本指靴下
・3枚目~絹製の先丸靴下
・4枚目~綿製の先丸靴下

1枚目は直接に指に触れるために保温性と排毒性のあるが適しています。
重ね履きすると今までの靴が入らなくなります。
重ね履きした状態で靴を試し履きしてみてください。

 

②靴下の重ね履きは24時間続ける
寝る時も重ね履きのままにします。
足を温めると内蔵のツボに温感が伝わり全身が温まるからです。

③服装も上半身は薄着、下半身は厚着
冬も下半身をしっかり温めていれば、自然に上半身が薄着でも寒さは気になりません。
肌に直接触れるものは絹や綿など天然繊維にしてください。
化繊のものは吸湿性がなく冷たく感じるからです。

④体をしめつけず、ゆったりとしていて、風通りのよい衣服を身に着ける
皮膚から出る活性酸素などを妨げないよう、出口を開けておくことが大切です。

 

⑤下着も体をしめつけず、ゆったりとしているものを身に着ける
やはり、絹や綿など天然繊維にしてください。
絹は高価で揃えられないときは、手持ちの下着と肌の間に絹の布を挟むだけで効果があります。

 

⑥ズボン下や肌着を重ね着するときも絹→綿の順に重ねる

⑦夏もズボン下を履いて下半身を温める

⑧タオルを首に巻いて寝る
首には血流が集まるため、ほかの部位よりも体温が高く、「タオルマフラー」をすることで首の熱を
下半身に回す効果があるからです。
これも「頭寒足熱」を助ける方法の一つです。