「こころ」はだれにも見えないけれど
「こころづかい」は見える

「思い」は見えないけれど
「思いやり」はだれにでも見える

あたたかいこころも、やさしい思いも
おこないになって、はじめて見える。
 
その気持ちをカタチに。

「行為の意味」(詩人・宮澤章二)

思いやりとは、どのようなカタチのことでしょうか。
他人との気持ちのつながりを強めたり、それをより望ましいものにしようとする行動です。

思いやり行動には次のような4つの特徴があります。

①相手のためになる援助が含まれている。
ただし、この援助が相手に違って受け止められると、断られることがあります。
この場合は、無理にすすめると、相手のプライドを傷つけることになりかねません。

②本当に思いやりのある行動は、相手からのお礼を期待しないものです。
外からの報酬が目的とされていませんが、結果として、親切な行動にお礼の言葉や品物が贈られるばあい、
それを受け取ったからといって、思いやり行動でないというわけではありません。
問題は、このことが当初から目的となっていたかどうかです。

一方、自信を取りもどしたり自分の能力をためしたりするために思いやり行動がとられることがあります。
こうした内的な報酬が目的で行動がとられたばあい、これは思いやり行動としてふさわしいです。

③思いやり行動には、ある種の負担(コスト)が伴っています。
「損したなあ」と思うことはありません。
思ったとしても、それ以上に思いやり行動をとろうとする気持ちが強いです。

④思いやり行動は自発的なものです。
誰かにいわれたり、相手に対する義理からではなく、自分から進んで、相手のためになる行動が
負担(コスト)を織り込み済みで行われています。

では、私たちは、具体的にどのような思いやり行動をとるでしょうか。
あなたも次のような思いやり行動の経験があると思います。

・見知らぬ人に道を教える
・見知らぬ人にお金をくずしてあげる
・見知らぬ人の荷物を持ってあげる
・見知らぬ人を先にエレベーターに乗せてあげる
・献血をする
・ボランティアの仕事をする
・被災したひとにお金や衣類を寄付する
・列に並んでいて相手に順番をゆずる
・電車で立っている人に席をゆずる
・お年寄りが道を横切るのを手伝う
・知り合いの引っ越しを手伝う

思いやりを思いやりで包みながら「人生のクライマックス を90代にもっていく!」のはいかがでしょうか。