人は、出会いにより知人になり、付き合いにより友達になり、助け合いにより仲間になります。
自分と知人、自分と友達、自分と仲間をつなぐ「X」は何でしょうか。
好感、友情、同じ価値観でしょう。
その底に「大好き!」という感情があれば、最高の「X」を共有できるにちがいありません。
豊かな対人関係は「大好き!」に支えられています。
「最高の笑顔」に支えられています。
どうすれば、誰に対しても「大好き!」「最高の笑顔」でいることができるでしょうか。
それは「対人関係」に気づかうまえに「自分関係」に気づかうことです。
「自分関係」って何でしょう?
実は、これは誰でももっている「関係」なのです。
誰の中にもある「大人の自分の役割の部分」と「子供の自分の役割の部分」との関係なのです。
「大人の自分」というのは、建前の自分です。
年相応の判断力もあり、女性であれば母であり妻であり、男性であれば父であり夫です。
職業をもっていて、社会的役割を担っている自分、責任を担っている自分です。
一方、「子供の自分」というのは、ありのままの本音の自分です。
2~3歳レベルの自分です。
・嬉しいな
・楽しいな
・悲しいな
・つらいな
・疲れたから寝たいな
・・・・・など、ありのままの自分。
つまり、子供の素直な「生命実感」ですね。
このような「大人の自分」と「子供の自分」との関係づくりが「自分関係」です。
大人の自分と子供の自分が仲が良いと、どうなるか?
・嬉しいな、楽しいなと思ったとき、「嬉しくてよかったね」と共感してあげられる。
・悲しい・つらいなと思ったとき、「悲しいね、つらいね。でも大丈夫」と受け止めてあげられる。
・いつでも味方になってあげれる。
大人の自分が子供の自分にむかって「大好き!」といってあげましよう。
子供の自分は嬉しくて生き生きと輝きます。
そうすると大人の自分も生き生きと輝くようになるのです。
笑顔を輝かせながら、出会いにより知人になり、付き合いにより友達になり、助け合いにより仲間になる。
そうなれば、最高の出会い、最高の付き合い、最高の助け合いができるようになります。
このような生き生きとした豊かな対人関係が「人生のクライマックス を90代にもっていく!」のではないでしょうか。